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山崎広太郎のブログ


by y-hirotaro

個展にむけて(3)

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 先日、個展の相方の平松礼二氏から25点の作品が送られてきた。どれも色紙大の大きさで、一挙に仕上げられたもののようである。それにしても一流の画家である平松氏が、友情のためとはいえ、お付き合いいただくことに感謝するのみ。
 私の方も30点を超えた。今までは漫然として描いていたのに、個展をやるということで、俄然
真剣になり、絵の腕も多少上がったという評判である。しかし、こんな根気を一生涯もち続けるということは並みのことではない。平松氏が言うように‘下手も絵のうち、絵も下手のうち‘、ああでもない、こうでもないとやっている時が一番幸せなことである。
 11月の個展にむけて、お盆休みをどうするかと悩んでいる。何処に行っても多いし、暑いし、家で‘めざし‘でも描いていようと思っている。 

 
# by y-hirotaro | 2008-08-11 17:22

個展にむけて(2)

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 大分暑さが和らいできた。ありがたい。現在は静物を描いている。磐梯山など風景画はお金がかかり過ぎるのと、見る人も飽きるだろうということで、平松氏や家内のすすめもあって、慣れない対象に挑戦している。ただ、市長時代に部屋に拘束されて、色紙にちょっとした絵を描いていたのが役立ったようだ。
 インドネシアのマングローブ植林は、8月中旬には「ライオンズの森プロジェクト」のNPO法人の申請が認可される。この運動の拡大にさらに取り組むことになる。
 酸水素融合ガスは、液化も成功して、いよいよ世に出る段階を迎えたと私は考えている。石油に代わり得る、膨大なエネルギーと量を発揮してくれることを祈っている。クリーンで安価で何処ででも手に入るエネルギーは、人類の未来に不可欠なものである。
# by y-hirotaro | 2008-08-06 11:43

個展にむけて

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 友人のアドバイスで、私の作品のいくつかをご紹介し、その説明をすることにしました。まず、会津磐梯山です。数年前に東北旅行をした折、猪苗代湖から磐梯山を描こうとし、とりかかったのであるが、山頂の雲がとれず未完成で終わった。そのことがあって、わざわざそのためだけに足を運ぶことにした。往復の飛行機代と新幹線、宿泊代を入れると高いものについた。
 猪苗代町は野口英世のふるさとである。1000円札の顔になって、ようやく所を得た感じだ。それにしても、明治の頃は交通手段もなかったろうが、こうした田舎から偉人が輩出している。北里柴三郎にしてもしかりである。現在は何もかも便利で、情報があふれて、右から左という感じで、何事もじっくりと時間をかけて醸し出されるということがなくなった。人も本物になりにくい時代と言えよう。
 幸い天気は良く、磐梯山はくっきりと山容を表している。しかし、残念ながらどうしても描きたいというほどではない。雲の中の私の想像ほどではない。翌日、裏磐梯に行くために、早起きしバスに乗ってでかけた。期待どうりの景観であった。昭和の初め、大きな噴火があり、山肌は削られ、いくつかの湖が生まれた。バスで終点まで行き、瀟洒なたたずまいの裏磐梯高原ホテルの庭から描いたものである。
# by y-hirotaro | 2008-07-30 10:51

酩酊

 今朝6時、電話が鳴った。貴方の手帳を拾った、中州の旧城山ホテルの前のベンチに居る、取りに来るか、というものであった。昨夜は久しぶりに酔っ払って、赤坂門からタクシーで、途中ネパールの友人であるダルマ氏を送って、自宅に帰った。家内の顰蹙をを買うほど酩酊していたらしい。そのまま寝て、早く寝たものだから5時前に目が覚め、携帯電話と手帳が無いことに気づいて捜しているところであった。東中州の日本ガレージの前に落ちていたとのこと、中洲には行ってないのになぜと思いながら駆けつけた。ホームレスさんと会話したのは初めてであったが、当然人の良さそうな人で、手帳とはさんでいた大切な手紙がきれいなまま返ってきた。
 お礼を受け取るのも渋られるほどで、このせちがらい世の中に適合できなかった人がそこに居た。
 携帯電話はタクシー会社にあった。車庫で洗車している時に床に落ちていたそうである。推量するに、私が手提げから手帳と電話を落とし、次のお客が中州で降りるときに手帳が路上に落ちたのであろう。
 なぜ、かくも酩酊したのか。酒が美味しかったのと久しぶりに気分が高揚していたからである。
 なぜ高揚していたかというと、私が追いかけているテーマに大きな進展があったからであろう。
 美味しい酒であったが、飲みすぎてはならない。
# by y-hirotaro | 2008-07-24 08:47

ハローハローバンドン

 2日の朝、ジャカルタから仁川経由で福岡に帰ってきた。YLインベスト社のマングローブ植林への手法、熱意、研究心に対する現地の評価は高く、林業省や投資調整省の高官らからも感謝と期待の言葉をもらった。池尻大使にもお会いし、連携をとっていくことの確認も行った。
 私の今度の旅の楽しみはバンドンを訪問することであった。仲間の3人と一緒に30日の午後、ジャカルタから特急列車で3時間の旅に出発した。バンドンは25歳の時、総理府の青年海外派遣事業の一員で、東南アジアを歴訪した時に一泊した都市である。その10年前にバンドン会議が開かれ、アジア・アフリカのいわゆる第三世界の国々が初めて一同に会した歴史的な場所なのである。高地にあり、昔(植民地時代)から避暑地として、洗練された都市として存在した。
 私の思い出は、朝起きてベランダに出ると、コーヒーポットに綿帽子が被されて置いてあったことである。幸せな気持ちに浸ったことを憶えている。
 インドネシアは世界一親日的な国である。世論調査では70~80%の国民が日本は信頼できると答えている。独立の時、旧日本軍が共に戦ったことによるもののようである。バンドン会議の会場を、私がスケッチしている間、3人は見学に会場内に入ったのであるが、日本人と知った係りの人が君が代を場内放送したそうである。彼らが感激したことしきりであった。
 インドネシアと日本の友好のために、インドネシア・マングローブ植林に一層励もうと誓い合って、私たちの第一回バンドン会議は終わった。
 
# by y-hirotaro | 2008-07-11 17:42